トレード今週は盛大な負けトレードをやらかしてしまいました。
「負けないFX」これを掲げてブログをスタートしました(ブログのドメインにもなっています)
それにもかかわらず時々派手に負けてしまう。
10万円でスタートした私の資金は、一時は14万円まで増えたものの、今週はついに過去最低、6万円を下回ってしまいました。
本当に恥ずかしい限りです。
しかし、「やってはいけないこと」をやってしまう。それがFXの怖さです。
それを語ることこそFXの本質だと思い、しっかり記録していきたいと思います。
調子のよいトレードが続いていた
まずはどういう流れで崩壊になったかを時系列で振り返っていきたいと思います。
12月9日に資金が6.8万円まで低下を記録。
12月相場はやはり荒々しいですね pic.twitter.com/eVbjS63mzn
— もう一度FX@FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) December 8, 2021
しかし、その後しばらくトレードを休んで再開させると、再び少しずつ利益を積み上げられるようになりました。
1月25日には8万2000円まで回復していました。
上下に激しい動きですが、欲張らずにどちらに優位性があるか軸を持って行きたいと思います pic.twitter.com/vCw1UEYK4E
— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) January 24, 2022
完全に俺は立ち直った、そう思っていました。
わかっていたのに取れなかった、行ってしまったドル高
歯車が狂ったのは1月26日(日本時間27日)のFOMCでした。
前回12月FOMCの議事録でQTの議論がされていたことでマーケットの利上げへの思惑が加速。
そしてFOMCでの発表次第ではさらにドル高が加速するだろうという予想でした。
早朝、目覚ましをかけて4時に起床。
FOMCはもちろん英語ですが、Youtubeで解説してくださる方のライブを見ながらトレードに臨みました。
結果は、マーケットの事前予想通り。
しかし、ユーロドルは上下に激しく動いた後、ドル高へと進みました。
上下に激しく動いていたので、ビビって建値に逆指値を置いておいたら、そこで刺さって決済させられた後、当初思っていた通りのドル高方向へと行ってしまいました。
当初は、「言うほどドル高だったか?市場予想通りだったじゃないか」という半信半疑のエントリーでしたが、
東京タイムになって、さらにドル高は進みます。この日の夜には1.11400をつけました。
FOMC直後の1.12583のショートポジションを持ち続けていれば、100pipsもの利益を取れていたのです。
大局はドル高、いずれドル高になる。
それを待ち続けていたにも関わらず、この大きなチャンスを逃してしまったのです。
もちろん、その時点では損は発生していません。
しょうがないしょうがない、また次がある、そういい聞かせつつも、
しかし、「待ちに待った儲けるチャンスを逃した」、というショックが心の中でざわついているのが自分でもわかりました。
その日のトレード振り返り記事はこちら
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取り返そうとロットを上げた
そして翌1月28日、禁断の手をやってしまいます。ロットを上げたのです。
6万8000円から8万2000円までは1ロットでコツコツと積み上げていました。
なのに1月28日は2ロットを入れてしまったのです。
この日もドル高へと進んでいました。
26日以降も一貫してドル高だったので、どのタイミングで飛び乗っても利益になるだろう、実際そういうチャートでした。
アメリカ株が株安になり、AUDUSDが0.70000の節目を割り込んできたので、さらに加速するだろうという"期待"でショートします。
何度か建値決済になってしまうので、
あまりタイトに逆指値を置いておくと刈られて置いていかれる、
今度は置いて行かれたくない、
そんな気持ちから、21:00頃にポジションを取ったのが含み益となっていたので、逆指値を置かずに様子を見ていました。
22:30、あまり注目していなかった指標の「雇用コスト指数」というのが発表された途端に一気にドル安へと傾きます。
含み益から一瞬で大きな含み損に。
しかもロットを2倍に上げていて、最近では見ていないレベルの含み損の金額に。
ここで完全に思考停止になってしまいました。
金額としては5000円程度なので大したことはないです。
でも、普段見慣れないレベルの含み損を目の当たりにすると、カラダが硬直するような感覚になるのです。
登山中にクマに遭遇したとか、目の前で交通事故が発生したとか、そんな感覚でしょうか。
うわーやっちまったー
下がれ下がれ!
祈るしかできない自分がいました。
その間、ちょこちょこと含み損は減ったんです。
一瞬だけ含み損が0になった瞬間もありました。
でもそうなればなったで「プラスになれ!」と祈ってしまうので結局決済できない。
そんな感じでもたもたしているうちにさらにドル安になって連れていかれてしまいました。
22:30に含み損になってから、2:00頃までチャートをにらめっこした後、結局損切りしました。
これにより、1月の利益をすべて吐き出してしまいました。
この日のトレードはこちら
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なんとか取り返したい。次のチャンスを必死で探す
FOMCの大きなチャンスを逃した上に、凡ミスによって大きな損を出してしまった。
ちょっと前まで順調だったのもあって、この転落ぶりに完全に焦っていました。
次の週はオーストラリア中銀、EU中銀、イギリス中銀の政策発表で、重要イベントが続く週でした。
FOMCのドル高から一転、各中銀が利上げ政策を出すかどうかの期待が高まり急速にドル安に。
このため、タカ派政策が出なければ期待が剥がれて、再びドル高になるだろうと予想。
そして、今度こそは波を逃がさない!
血気盛んになっていました。
迎えた2月1日のオーストラリア中銀の政策発表。
結果は市場予想よりもハト派な内容。
これにマーケットはやはりドル高で反応(12:30のドル高です)
予想通り! 今度はしっかり取る!
そう考えてドル高へとポジションを取りますが、
建値に逆指値を置くと刈られた後に行ってしまう、
追いかけると逆行され損切り。
それを何度か繰り返してしまい、いわゆる損切り貧乏状態に。
それなら、
「ちょっと逆行を許容して損切りしなくてもいいんじゃないか。
ファンダメンタルはドル高の結果なのだから」
そんな油断が命取りでした。
17時頃にショートポジションを2ロットで持った後、
20時頃に高値を抜けて明らかに状況はドル高ではないにも関わらず、
一度「損切りをしないで様子を見る」と決めてしまったが故に、
「損切りしなければ好転するはず」というお祈りトレードへと化けてしまいました。
今振り返ってみれば、何度か損切りのきっかけになるポイントがあるのは分かるのですが、
「含み損が無くなるまで何もしない」という強力な呪いを自らにかけてしまったのです。
結局、「アメリカ株は引けにかけて急落するかも」などという謎の期待を持ってふて寝しますが、
結局朝になっても事態は好転せず。
損切りは大事です。含み損が自分の許容ラインを超えると思考停止になり何もできなくなります。損切り貧乏でもいいんです。逆に走ったらすぐ損切り pic.twitter.com/7sGmryQxnW
— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 1, 2022
10万円がここまで減ってしまいました。 pic.twitter.com/Zoui2MPBAf
— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 1, 2022
冷静さを取り戻したフォロワーさんのコメント
その日のtweetにコメントをいただきました。
大丈夫🙆🏼♂️
ここから取り返せます。— aki2278 (@aki2278) February 1, 2022
私はこのコメントを見た時、
自分の心の中で急激に熱くなったものが覚めていくのを感じました。
トレードというのは、孤独な作業です。
パソコンで、スマホで気楽に投資といえば聞こえはいいですが、
含み損を抱えた時の心の不安というものは計り知れません。
そこに、人とのつながりが入ると、落ち着きを取り戻せることを知りました。
トレードを自分の中だけで完結せず、誰かにアウトプットすることは非常に大事なんだと、改めて感じました。
証拠金が少なくなると……
証拠金がいよいよ6万円を割ったことで分かったことがありました。
それは、「主要通貨がトレードできなくなる」ということです。
現在のレートで、必要な証拠金は
ポンド 約62000円
ユーロ 約53000円
ドル 約46000円
が必要です。
つまり6万円を割ってしまったことですでにポンドは取り引きできず、
ユーロやドルも取引できなくなるまであとわずかのところにまで迫ってしまいました。
大好きなFXができなくなる、なんとしてもそれは避けなければなりません。
一つ一つのトレードを慎重にやっていきたいと思います。
(結局は、その後のECBからのユーロ高で少し取り戻すことができました。)
まとめ
少し長くなってしまいましたのでまとめたいと思います。
トレードルール、損切りが大事、ということはFXを少しやっていれば誰もが知っていることでしょう。
しかし、トレードは個人作業。メンタル次第ではそのルールは簡単に破られてしまうのです。
負けが続く、大きな損を出す、チャンスを逃す
FXをやっていると、心が揺れる場面は多々あります。
心が乱れていると思った時は、トレードをしない
心を冷静に保つために、
熱くなった時にクールダウンできる
自分なりの方法を見つけること
が必要です。
そして、
ポジションを持つ前かポジションを持ってすぐに、遠くてもいいから損切りを必ず設定
当たり前のことのようですが、
それをどんな精神状態の時でも実行する力が
FXで生き残るということにつながります。
損切りすることは自分の予想が外れたことを認めることでとても悔しいことです。
でもFXはチャンスは何度でも訪れます。
損は小さく切って、次のチャンスに備えることが重要です。
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