ＦＸはギャンブル？
ＦＸは投資ではない。「ギャンブル」だ……
というようなことはよく言われる話です。
ギャンブルという言葉をどのような意味で使っているかは人にもよると思います。
「運による要素があるから、どうなるかわからない」
という意味なら確かにそうでしょう。
しかし、未来が不確定という意味でギャンブルだと言うのなら、他の投資だってギャンブルと言えるでしょう。
株式だって不景気になれば下がりますし、銀行預金だって銀行が破綻すれば無くなります。
自然災害や大地震もいつ起きるかわかりません。
言ってしまえば「人生そのものがギャンブルだ」と言えます。
ギャンブル＝金に目がくらみ、いずれは人間を破滅させるもの
という意味でしたら、私は明確に「ＦＸはギャンブルではない」と言い切れます。
ＦＸはあくまで両替だ
ＦＸは外国為替証拠金取引です。
分かりやすく言えば「両替」です。
各国の通貨の上げ下げを見極め、自分が得をすると思った方向に為替を両替することで利ザヤを稼ぎます。
ＦＸ業者を利用しレバレッジをかけることで、より大きな資金を動かし、大きな利益を狙うものです。
なぜ「ただの両替」がギャンブルなどと言われるのでしょうか。
それは、
レバレッジによって大きなお金を動かしてしまったことにより、
自分の資金力以上の損失を被ってしまう可能性があるからです。
可能性があるというか、実際にそうなってしまう人がいるからです。
でも逆に言えば、
もし負けても、自分の払える程度の損失に抑える
つまり、
自分のお楽しみの範囲内で遊ぶ
ということができれば、
それはギャンブルではないと言えます。
そんなの屁理屈だ！
と言われそうですが、ちょっと待ってください。
ＦＸと宝くじの違い
あなたは「宝くじ」をギャンブルだと言いますか？
宝くじだって、億万長者を夢見て買うひともたくさんいますし、
外れたらまた次買えばいいや、夢が見れればいいんだ！
という人が多いでしょう。
宝くじはやってはいけないものでしょうか？
おそらく、成人になったみなさんなら誰もが買ったことがあると思います。
では、「今度の宝くじを1000枚買う！」と友達が言ったらどうでしょう？
さすがにそれは「いやいや、やめておけ」と言うと思います。
仮に1000枚買ったら30万円。
30万円買っても当たらない可能性は十分にある。
つまり、「割に合わない」ということを知っているからです。
（中には本当に1000枚ぐらい宝くじを買う方もいますがｗ）
実はＦＸもこれと同じです。
ＦＸで必要なのは「資金管理」
為替が円高になりそうなのに、逆の方向へとポジションを持ってしまう、
あるいは、自分の支払い能力に見合わない金額を入れてしまう。
ＦＸで破滅する人というのは、やってはいけないことをやっているから破滅する、つまり当然の結末なのです。
宝くじの例でもお分かりだと思います。
ＦＸで必要なのは、自分の能力以上のお金を投入しないことなのです。
では一体いくらなら入れても良いのでしょうか？
私は、初めてＦＸをやる方、あるいは何もわからず一度ＦＸで大失敗してしまった方には
まずは10万円からスタートを提案します。
なぜなら、仮に10万円を全額失ってしまったとしても、お仕事やアルバイトで十分に取り返すことができる金額だからです。
それなら人生は破滅しません。
そして、取引する量は１万通貨にします。
これなら１回のトレードにおける利益・損失は数千円、大きくて5000円程度です。
具体的な手法について別の記事で取り上げたいと思いますが、仮にうまく行かないトレードが続いたとしても、何回もチャレンジし続けることができる金額なのではないでしょうか。
「そんな金額では、億トレーダーになれないじゃないか！」
と思うかもしれません。
しかし、落ち着いて考えてみてください。
競馬、パチンコ、ポーカー……いわゆるプロの人たちはどうやれば勝てるかを知っています。
余計なところで手を出さず、しっかりと勝てるところを見極めて、したたかに仕掛けているのです。
あなたはＦＸにおいて「勝てるところ」を知っていますか？
それが答えられないのであれば、まずは小さな金額から練習を重ねるしかないのです。
ＦＸもまた経験です。
本を読んだりチャートを勉強したりするだけでなく、
実際のマーケットの動きを肌で感じることによって成長することができるのです。
まずは少額から、コツコツ勝利を積み上げていきましょう！
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