トレード振り返り

2月24日トレード振り返り@電光石火のウクライナ相場

 

前日(前イントラデイ)は、「48時間以内にロシアが侵攻する」と再びウクライナのリスクが意識された展開でした

 


金利低下ではなく金利上昇していたことからも、マーケットの関心はウクライナ情勢からFRBの金融政策に移った…かのように見えました。

 

再びロシアがウクライナへ侵攻するというリスクが高まります

 


様々なヘッドラインが飛び、マーケットが右往左往するなか、「大口はリスクを取ることはできない(取らない)」

目の前に大きな値動きは発生しているものの、まだまだ長いトレード人生の中で、他にも利益を取れる場面だってあるのだから、

今この値動きを見逃したとしても、それは大した損にはならない。

「どこでリスクを取るかで差がつく」という話でした。

 

50pips、100pips動く相場で、「これを取れたらなぁ」って思ってしまうかもしれませんが、リスクもデカいということを意識してトレードしなければならない相場です。

 

 

この日は東京タイムから事態は大きく動きました。

 


ウクライナ側から発信される情報の場合は若干誇張されている表現の時もありますが、

ロシア側からもそういう情報が出てきているので、本当に侵攻が始まったのだなと戦慄が走ります

 

 

 

20220224EURJPY

仕事中だったためヘッドラインに気づくのは遅くなりましたが、ニュースの内容が大きいので、そこからでも取ることができました。

 

 

 

13時すぎまではリスクオフが続きますが、そこからロンドンタイムにかけては少しずつ戻していきました。

リスクオフである一方で、下げるにも限界があります。

かといってセルザファクト、事実売りとなるにもまだ早いのでは?と思っていました。

 

お仕事が終わった17時すぎ、再びリスクオフになるのでは?と考えてショートしてみましたが、これは大きく逆行されました。

金利も低下していたので、リスクオフっぽい雰囲気はあったのですが、ちょっと根拠が薄かった。

ユーロは下げているけど、ドル円が下がらないという感じでした。

そのためユーロ円はこの局面ではいまいちと考えて同値決済。

20220224EURJPY

ユーロドルは1.12000という大台だったので下値はあるのか?

ユーロをショートするならと考えて、ユーロスイスをショートしました。初めて触ります。

 


しかし意外とユーロスイスは下落せず。

ユーロスイスは日足級で1.0300あたりは強いレジスタンスっぽいですね。

そしたらユーロドルが1.1200を割れて、対ユーロではユーロドルが再び強く下がる展開に

20220224EURCHF

 

あちこち行ってしまったので、かなり出遅れたかなと思いましたが、ちょうど一瞬リバったところだったので取ることができました。

20220224EURUSD

「ウクライナが再び攻撃されている」というヘッドラインが出ていたことに後から気付きました。


やはり、ヘッドラインに裏付けされた値動きは強いということですね。

助けられました。

 

ECBのタカ派理事が弱気発言したことも、ユーロ売りが進んだ可能性があります

各国はロシアの動きを非難する一方で、NATO非加盟国のウクライナを助けることはしていません。

結局はロシアの思い通りのように事態が進み、あっという間に終息が見えてきたことで、

ニューヨーク株は引けにかけてリスクオフを一気に巻き戻し、前日比プラスで終わりました。

 


twitterの引用につきましては、twitter社のポリシーに準拠しています。

ドル円

20220224USDJPY

今回のリスクオフ局面では意外と円買いにならなかった印象です。

一方でドル買いにはよく反応しました。

ユーロドル

20220224EURUSD

金融政策でドル買いが強い中、ユーロ売りのヘッドラインが続いたので、1.11000という大台まで一時迫りました。

AUDUSD

20220224AUDUSD

資源価格に連動しやすい豪ドルはロンドンタイム以降の原油価格の下げで大きく反応しました。

GBPUSDポンドドル

20220224GBPUSD

ドルストレートの中で一番大きな下げになったのがポンドドルでしょうか。

200pips近い下げとなっています。

ロシアへの金融制裁を行うと、金融の街であるロンドンにも影響が大きいということでしょうか。

EURJPYユーロ円

20220224EURJPY

ユーロが下落する中、ドル円は下落しないという場面があったたため、以前のようにウクライナ情勢=ユーロ円売りではなく、特にロンドンタイムは難しかったです。

EURCHFユーロスイスフラン

20220224EURCHF

有事のスイスフラン買いと言われますが、ユーロスイスは金融政策もあってすでに下げており、1.0300という過去のサポートで再び踏みとどまりました。

SP500指数

20220224SP500

前日からリスクオフでしたが、ロシア侵攻開始が底となり、ニューヨークタイムからはセルザファクトで強い上昇、最後にはプラスで引けました。

米10年金利

20220224US10Y

ロシア侵攻開始の時は金利下げのリスクオフでしたが、アメリカの金融政策がやはり意識されている感じです。

WTI原油

20220224USOIL

ロシアが侵攻開始で原油は一時100ドルの大台をつけましたが、その後セルザファクトで戻しています。

 

1日の間に、戦争リスクを一気に織り込んで、そしてすでに戦争後を見据えた動きのマーケット。まさに電光石火ともいうべき激しい1日でした。

 

 

チャートはすべてTradingViewです。

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