前日(前イントラデイ)は、「48時間以内にロシアが侵攻する」と再びウクライナのリスクが意識された展開でした
本日のヘッドライン👇 pic.twitter.com/7JTJTaR5v2
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 23, 2022
本日は「株安・金利低下」ではなく、「株安・金利上昇」なんですよねー。
— Tomo (@popo_hamu_s) February 23, 2022
金利低下ではなく金利上昇していたことからも、マーケットの関心はウクライナ情勢からFRBの金融政策に移った…かのように見えました。
🇺🇸ブリンケン国務長官
『ロシアはNY夜明け前にウクライナ侵攻を開始すると確信』BLINKEN: BELIEVES RUSSIA WILL INVADE UKRAINE BEFORE THE NIGHT IS OVER - NBC
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
再びロシアがウクライナへ侵攻するというリスクが高まります
✅🇳🇿RBNZ利上げ。中立金利目標を引き上げてきたのでオセアニア通貨上昇
✅ウクライナ非常事態宣言で一気にリスクオフ。事態収束見えない
✅ウクライナ、金融政策、何が飛んでくるかわからない。大口はリスク取る方向に動けない。やるなら短期。数分で天国から地獄もありうる相場。どこでリスクを取るか https://t.co/bMlbxZPav4— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 24, 2022
様々なヘッドラインが飛び、マーケットが右往左往するなか、「大口はリスクを取ることはできない(取らない)」
目の前に大きな値動きは発生しているものの、まだまだ長いトレード人生の中で、他にも利益を取れる場面だってあるのだから、
今この値動きを見逃したとしても、それは大した損にはならない。
「どこでリスクを取るかで差がつく」という話でした。
50pips、100pips動く相場で、「これを取れたらなぁ」って思ってしまうかもしれませんが、リスクもデカいということを意識してトレードしなければならない相場です。
この日は東京タイムから事態は大きく動きました。
🇷🇺プーチン大統領
『ウクライナ軍との衝突はもはや時間の問題、避けられるものではない』PUTIN: CLASHES BETWEEN RUSSIA AND UKRAINIAN FORCES ARE INEVITABLE, IT IS JUST A QUESTION OF TIME - RIA
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
🇺🇦ウクライナ
首都キエフにて大爆発Big explosions taking place in Kyiv right now - CNN
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
🇺🇦ウクライナ
複数の都市で爆発を観測MULTIPLE CITIES IN UKRAINE FACE EXPLOSIONS
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
🇷🇺ロシア軍
ウクライナ国内の軍事施設を幅広く攻撃RUSSIA HITS MILITARY FACILITIES ACROSS UKRAINE: INTERFAX
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
ウクライナ側から発信される情報の場合は若干誇張されている表現の時もありますが、
ロシア側からもそういう情報が出てきているので、本当に侵攻が始まったのだなと戦慄が走ります
129.106損切り
— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 24, 2022
128.444利確
もっと行くと思うけど、ユーロが1.12000の大台なので— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 24, 2022
仕事中だったためヘッドラインに気づくのは遅くなりましたが、ニュースの内容が大きいので、そこからでも取ることができました。
首都、空港、軍事関連などの主要都市を同時攻撃ってことか。徹底してるな、ロシアは。 pic.twitter.com/tYR4C3qNlE
— Tomo (@popo_hamu_s) February 24, 2022
[HL整理]
●ロシア軍、オデッサ上陸
ー国内最大の港湾●ロシア軍、ウクライナ軍事施設攻撃
●キエフ、弾道/巡航ミサイルの標的
●ロシア国連特使
ーこれは戦争ではなく特別軍事活動
ー市民は標的にしていない●ウクライナ国連特使
ーロシアは戦争を宣言した●NATO事務総長
ー加盟国を死守する— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
UKRAINE TO IMPOSE MARTIAL LAW - TOP SECURITY OFFICIAL
ウクライナ政府が『戒厳令』の行使を行うことが報道されています。
発令されれば行政権/司法権が軍部に移行され、法律よりも軍部の"命令"に権力が付与されることになります。
ウクライナ国内は非常事態の様相がかなり強まってきました。
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
[HL整理]
●ロシア軍、オデッサには上陸せず
Source: ウクライナ国防相●ベラルーシ軍、ロシア軍に加勢
Source: ウクライナ国境警備隊●ウクライナ、キエフで空襲警報
Source: CNN●ウクライナ、死者少なくとも数百名
Source: CNN●モスクワ株式市場、取引停止
●ロシアルーブル、史上最安値
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
米政府推定の攻撃ルート👇 pic.twitter.com/gx1yCTP3JQ
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
【速報】攻撃開始
ロシア軍が24日、ウクライナの軍事施設へロケット攻撃を開始。ロシア国営メディアなどが報道▽日経https://t.co/ZlIHGuG2Gd pic.twitter.com/Qvrfz0l7Xe
— 後藤達也(日本経済新聞) (@goto_nikkei) February 24, 2022
13時すぎまではリスクオフが続きますが、そこからロンドンタイムにかけては少しずつ戻していきました。
リスクオフである一方で、下げるにも限界があります。
かといってセルザファクト、事実売りとなるにもまだ早いのでは?と思っていました。
同値決済。
根拠の薄いエントリーでお祈りトレードになってしまった。建値に戻ってきてくれてラッキー😅— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 24, 2022
お仕事が終わった17時すぎ、再びリスクオフになるのでは?と考えてショートしてみましたが、これは大きく逆行されました。
金利も低下していたので、リスクオフっぽい雰囲気はあったのですが、ちょっと根拠が薄かった。
ユーロは下げているけど、ドル円が下がらないという感じでした。
そのためユーロ円はこの局面ではいまいちと考えて同値決済。
ユーロドルは1.12000という大台だったので下値はあるのか?
ユーロをショートするならと考えて、ユーロスイスをショートしました。初めて触ります。
同値決済
始めてユーロスイス触ったけど、あまりうまみないな— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 24, 2022
しかし意外とユーロスイスは下落せず。
ユーロスイスは日足級で1.0300あたりは強いレジスタンスっぽいですね。
そしたらユーロドルが1.1200を割れて、対ユーロではユーロドルが再び強く下がる展開に
1.11696で利確
— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 24, 2022
あちこち行ってしまったので、かなり出遅れたかなと思いましたが、ちょうど一瞬リバったところだったので取ることができました。
「ウクライナが再び攻撃されている」というヘッドラインが出ていたことに後から気付きました。
UKRAINE IS BEING HIT BY A SECOND WAVE OF MISSILE STRIKES, ACCORDING TO MILITARY OFFICIALS.
— Breaking News | FinancialJuice (@Financialjuice1) February 24, 2022
やはり、ヘッドラインに裏付けされた値動きは強いということですね。
助けられました。
[HL整理]
●ロシア株、下げ幅史上最大(約30%)
ー1日で2度の取引停止●WTI100ドル、ブレント105ドル
●EU天然ガス、40%超え上昇
●米、英、欧、追加制裁へ
●NATO事務総長
ーウクライナには派兵しない●中国政府
ー"侵攻"とは表現せず●ウクライナ、現金引き出し額制限
おはようございます。
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
[HL整理]
EUにとっての切り札となるロシアのSWIFT閉め出しですが『現時点で可能性は低い』とのHLがRTRSで打たれています。
NATOもアメリカも『派兵を行う意思はない』ことを明確にするなか、ウクライナのデフォルト率は90%まで織り込みが進む(CDS)。
悪材料の消化も一定程度進展した感があります。
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
[HL補足]
ホルツマン(オーストリア中銀総裁)理事はECBのタカ派筆頭格です。
直近は『QE終了前の利上げ』や『今年2回の利上げを検討すべき』と発言していました。
同氏のこれまでのスタンスを考慮すればかなりインパクトがあります。
金融正常化方針としてはやや弱腰な印象を与えそうな発言です。 https://t.co/JTwQWXyjhL pic.twitter.com/bvGTC9CefN
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
ECBのタカ派理事が弱気発言したことも、ユーロ売りが進んだ可能性があります
🇷🇺ロシア国防省
『本日の軍事目標は達成された』RUSSIAN DEFENCE MINISTRY SAYS IT ACHIEVED ALL ITS GOALS FOR THURSDAY - IFAX
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 24, 2022
各国はロシアの動きを非難する一方で、NATO非加盟国のウクライナを助けることはしていません。
結局はロシアの思い通りのように事態が進み、あっという間に終息が見えてきたことで、
ニューヨーク株は引けにかけてリスクオフを一気に巻き戻し、前日比プラスで終わりました。
電撃戦で1日でほぼ軍事施設壊滅→降伏勧告。
軟すぎる制裁。
降伏条件に政権を降りることでしょ?どうせ。
ロシアの全面勝利じゃん。— ELE (@eleconomics) February 24, 2022
twitterの引用につきましては、twitter社のポリシーに準拠しています。
ドル円
今回のリスクオフ局面では意外と円買いにならなかった印象です。
一方でドル買いにはよく反応しました。
ユーロドル
金融政策でドル買いが強い中、ユーロ売りのヘッドラインが続いたので、1.11000という大台まで一時迫りました。
AUDUSD
資源価格に連動しやすい豪ドルはロンドンタイム以降の原油価格の下げで大きく反応しました。
GBPUSDポンドドル
ドルストレートの中で一番大きな下げになったのがポンドドルでしょうか。
200pips近い下げとなっています。
ロシアへの金融制裁を行うと、金融の街であるロンドンにも影響が大きいということでしょうか。
EURJPYユーロ円
ユーロが下落する中、ドル円は下落しないという場面があったたため、以前のようにウクライナ情勢=ユーロ円売りではなく、特にロンドンタイムは難しかったです。
EURCHFユーロスイスフラン
有事のスイスフラン買いと言われますが、ユーロスイスは金融政策もあってすでに下げており、1.0300という過去のサポートで再び踏みとどまりました。
SP500指数
前日からリスクオフでしたが、ロシア侵攻開始が底となり、ニューヨークタイムからはセルザファクトで強い上昇、最後にはプラスで引けました。
米10年金利
ロシア侵攻開始の時は金利下げのリスクオフでしたが、アメリカの金融政策がやはり意識されている感じです。
WTI原油
ロシアが侵攻開始で原油は一時100ドルの大台をつけましたが、その後セルザファクトで戻しています。
1日の間に、戦争リスクを一気に織り込んで、そしてすでに戦争後を見据えた動きのマーケット。まさに電光石火ともいうべき激しい1日でした。
チャートはすべてTradingViewです。
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