前日はイギリス中銀のBOEと欧州中銀ECBの金融政策がタカ派、特にECBのタカ派転換が衝撃的な日でした。
お疲れ様でした。
BOEとECBがタカに転じる。
金利市場の利上げ織り込みも加速。
ECB特有の理事会直後のリークは年内QE終了/利上げを示唆。原油高騰。
WTIは$90到達(ブレント$91)。メタ(フェイスブック)は時価総額$2,500億超え消失。
米株の歴史上最大。アマゾンはEPS急騰。
時間外15%上昇。 pic.twitter.com/YGCY9oM7q4— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 3, 2022
🇪🇺ダンスケ銀行
「ラガルドECB総裁はタカに転じた」
「声明と総裁会見では明らかにトーンが異なった」Danske Bank's Christiansen: "This is hawkish Lagarde, 2022 is in play... The press conference is in a stark contrast to the decision"
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 3, 2022
アメリカが利上げでドル高にバイアスがかかっているのは確かですが、ECBがタカ派となれば話は別。
ドルと並んでユーロも2大通貨ですから、ユーロも利上げとなればこれまでのドル高シナリオは見直していかなければなりません。
この日は雇用統計の日でした。
FED高官やWHが「雇用統計は悪いからな!」と前振りしている通り、おそらく雇用統計は悪いのでしょう。ただ、どれだけ悪い数字が出たとしても「FEDは淡々と脱緩和しますので、よろしく!」ということだと思います。そして、引き続き注目しないといけないのは「賃金」ですね。#雇用統計
— Tomo🚀毎週土曜21時からスペース (@popo_hamu_s) February 4, 2022
公的な指標にも関わらず、事前に「雇用統計の数字は悪い」と予告される異例の展開。
バイデン大統領になってからそういうことがよくありますが、いろいろな思惑が絡み合って複雑になるのでやめてほしいですね😅
— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 4, 2022
朝方にamazonの決算を受けて米株上昇するかと思ってロングしましたが、逆指値に置いた建値に当たって同値決済でした。
建値にすぐに逆指値に置いておくのは大事です。
今週は損切りできずに悔しい思いをしました😂利益を追うよりも損をしないことの方が大事です。
✅🇬🇧BOE0.25%利上げだがポンド全戻し、🇪🇺ECB据え置きだがラガルド総裁の発言で独歩高
✅BOEもECBもタカ派だったが、ECBはサプライズ感があった。ハト派からの転換。高値掴みできるかは普段からファンダを追いかけているか
✅アメリカが利上げするから各国も付いていかないといけない。残るは日銀 https://t.co/k671MokwVD— FX10万円スタート@けい (@FXmakenai) February 4, 2022
「ファンダメンタルに逆張りは厳禁」ユーちぇる社長はよく言っています。
ただ、これまではドル高がファンダの大局でしたが、
2大通貨であるユーロドルのパワーバランスが変わったのは大きいことです。
ユーロドルがドル高なら、全体的にドル高になりがちで分かりやすいのですが、
ユーロ高にもなる可能性が出てくるとドルストレートはまちまちの動きになるかもしれません。
雇用統計
前日大きく利益を取ることができたので、この日私は早く寝ることにしましたのでノートレードです。
ただ雇用統計は重要イベントなので、もちろん記録を残しておきます。
🇺🇸1月雇用統計(NFP)
結果 +46.7万
予想 +12.5万(予想中央値)
前回 51.0万🇺🇸1月雇用統計(失業率)
結果 4.0%
予想 3.9%
前回 3.9%— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 4, 2022
事前に「雇用統計は悪い」という予告は何だったのでしょうか。
オミクロンの影響で、もしかしてマイナスなのでは?という懸念があった中で、普通にプラスでした。
これを受けてマーケットは再びドル高へと進みました。
🇺🇸U.S. January NFP Forecasts vs Result pic.twitter.com/kjipzDwOOV
— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 4, 2022
多くの証券会社予想のどれよりも大きな数字。
ふざけんな!と怒った人もきっと多いでしょう
🇺🇸1月雇用統計(賃金/MoM)
結果 0.7%
予想 0.5%
前回 0.6%🇺🇸1月雇用統計(賃金/YoY)
結果 5.7%
予想 5.2%
前回 4.7%🇺🇸1月雇用統計(労働参加率)
結果 62.2%
前回 61.9%— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 4, 2022
雇用者だけでなく、インフレ指標も注目されていますが、賃金は前年比で5.7%増とこちらも予想を大きく超えてかなりのインフレ。
最近ちょっとしぼんでいたアメリカの利上げ期待が再び、年5回へと拡大しました。
ドル円(1分足)
ユーロドル(1分足)
1週間お疲れ様でした。
世界中で金利が上昇。
米2年金利は1.30%超え。
日独は5年と10年がプラ転。
米30年実質金利もプラ転。雇用統計は労働参加率上昇を伴った賃金上昇がFEDの利上げ期待を再び加速させた印象。
バイデン大統領は『より幅広い』賃金上昇を支持。
『モノ』のインフレは抑える意向。 pic.twitter.com/FI457k0kVX— YutoHaga 芳賀勇人 (@Yuto_gahagaha) February 4, 2022
今週もまた激動の一週間でした。
おつかれさまでした。
ドル円
雇用統計によりドル高になりましたが、アメリカ株が下がるとドル円は下がりがちなので、それほど伸びません。
ユーロドル
ユーロドルは前日まで大きくドル安だったのもあり、雇用統計発表後はドル高になりましたが、やはりユーロ買い意欲が強い感じで、全戻しになっています。
AUDUSD
一方で豪ドルは今週の中銀発表でハトっぽかったのもあり、雇用統計"前"からドル高傾向でした。
SP500指数
アメリカ株は雇用統計初動こそ下げましたが、持ち直しました。
雇用統計が良い=経済が強いという認識でしょうか。
金融引き締めも3月からですからまだ買えるということでしょうか。
米10年金利
金利は雇用統計の影響が鮮明で、10年金利は1.900%超えと再び高い水準です。
アメリカの金利が高ければ、各国のマネーがアメリカ国債の購入へと移ることも考えられます。
WTI原油
原油はウクライナ情勢もあり、90ドル越えでまだまだ上昇しています。
1週間の動き
ドル円
ドル円が大きく上昇するたびに、時々円高に振れるのは輸出企業などの円買いが入るからでしょうか?
日足などの長期足で見れば、下値は112、113、114と徐々に切り上がってきていて、やっぱりドル高のような感じです。
下がればドル買いで良いのかもしれません。
ユーロドルEURUSD
今週はなんと言ってもユーロの週でした。動きが大きすぎてチャートが小さくなっていて見えません😅
1.1160から1.1460まで、なんと300pipsも動いたのですね。
2大通貨であるユーロがついに利上げに舵を切るとなると、これまでの流れは変わったと、頭を切り替えていかなければなりません。
一方でアメリカもインフレが進んでいて利上げが急務です。
日足で見れば、1.5000から上のゾーンに入れるかどうかというところです。
豪ドル米ドルAUDUSD
豪ドルは週初のRBAオーストラリア準備銀行の政策発表で、市場期待よりもハト派な内容でその瞬間こそ豪ドル売りとなりましたが、
マーケット全体のドル安気運&アメリカ株上昇に連動して上昇していきました。
しかし、中銀発表が出そろったことと、雇用統計で再びドル高が意識されたことで、あまり理由なく上がっていた豪ドルが金曜日に大きく売られたということでしょうか。
金曜日は雇用統計前から下げ始めているので、中銀のスタンスがタカ派かハト派かで通貨が選別されているような印象を受けます。
ポンドドルGBPUSD
ポンドは発表前からタカ派期待が大きく、ポンド高で進み、実際の発表もタカ派でした。
しかしその後のベイリー総裁の会見で、市場のタカ派観測を強くけん制したことで上昇機運がしぼんでドル高となっています。
ユーロオージーEURAUD
ハト派だった豪ドルと、タカ派だったユーロのペアであるユーロオージーEURAUDはやはり今週の相場を表しています。
ECB発表後から300pips以上もの上昇。
RBAはなかなかタカっぽさを出さないので、まだまだ上がりそうな気もしますが、1.6200付近はよく上値になるゾーンでもあります。
豪中銀、欧中銀それぞれの発言次第でどちらに行くかわからないです。
ビットコインBTCUSD
ビットコインは最近、市場のリスク選好を表している指標のようにも感じますので掲載です。
Facebookの決算が悪く週の中盤は暗雲が立ち込めていた雰囲気から、Amazonの決算がよく株が持ち直し株価が崩れなかったこと、
35000の大きな下値を割らなかったことあたりが買い材料となったでしょうか。
SP500指数
FOMCで一旦下げた後、押し目買いが入って強く上昇しましたが、Facebookの決算が悪かったあたりから下げ、しかしAmazon決算で持ち直しているということです。
一方で、ECBがタカ派に舵を切り、世界的に金融引き締めが意識されているので、長い目で見たら株の上値余地は厳しいのではないでしょうか。
金融引き締めが始まるギリギリまで投機筋はがんばるということでしょうか。
米10年金利
雇用統計が強い数字が出たことで再び利上げが意識され、1.90%と高い水準に跳ね上がりました
WTI原油
ウクライナ情勢もあり、原油は高騰、90ドルに乗せてきています。
原油の上昇はインフレ圧力にもなります。
チャートはすべてTradingViewです。
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